日 本
|
|
エジプト
|
5
|
シュート
|
−
|
11
|
GK
|
−
|
4
|
CK
|
−
|
9
|
直接FK
|
−
|
3
|
間接FK
|
−
|
3
|
オフサイド
|
−
|
0
|
PK
|
−
|
|
今遠征最初の試合は、エジプト北部のスエズ運河沿いの町・イスマイリアで行われた。相手は、昨年アルゼンチンで開催されたU-20世界大会第3位であった、アテネオリンピックを目指すエジプトオリンピック代表チーム。アウェー独特の雰囲気の中で開始した前半は、体格・スピードに勝るエジプトチームが優勢に試合を進めた。これに対して日本は粘り強く守り、20分には藤沼の鋭い出足によるパスカットから松園が相手GKと1対1になるチャンスを迎えた。残念ながら、相手GKの好守で得点には至らなかったが、短期間で準備した「守備におけるチーム戦術」を表現できた場面であった。ハーフタイムでは、「サイドにおけるマークの受け渡し」と「中盤で奪ったボールをサイドに回してそこから崩してシュートへつなげる」といったポイントを挙げ後半へ挑んだ。後半は慣れない異国の地ということもあり、多くの選手が体力面で苦しみ、交代を余儀なくされたが攻守において互角の戦いを見せた。
このチームの最初の試合を勝利で飾ることはできなかったが、「戦術理解力の高さ」や「闘う気持ち」という点で今後を期待させる内容であった。課題としては、「奪ったボールを簡単に失わない」ことと、「コンタクトプレーで負けたくないこと」が挙げられる。
文責・コーチ 神川明彦
|