――チームの雰囲気とキャンプの様子はいかがでしたか?
いい雰囲気でキャンプを終えられたと思います。オフなしでキャンプにきた選手もいて、個々のコンディションを合わせるのが大変でしたが、そのあたりも考慮したスケジュールを組んでもらえたので明後日の試合はいい状態で迎えられると思います。
――イングランドキャンプが中止になって、モチベーション的な変化はありましたか?
多少はありますが、逆に合宿が短くなった分、集中して取り組めた面もあると思います。もちろん、短い時間で全体的に合わせ切れなかったという不安がないわけではありません。ただ、長いキャンプだとどうしても最後のほうに集中が切れてしまいますが、今回は最後まで集中力を持続した状態で試合を迎えることができそうです。
――(今までユニバーシアード代表候補として呼ばれていない)新しい選手が加わったことで、何か変化はありましたか?
みんな頭のいい選手ばかりなので、戸惑いは少ないと思います。昨日の練習試合では久保田(学・東京学芸大)がハットトリックをしたし、兵働(昭弘・筑波大学)も攻撃の起点になっている。山崎(雅人・国士舘大学)なんか、今やチームの中心選手ですし、チームに新風を吹き込んでくれた感じがします。特に攻撃面では非常にオプションが増えましたね。
たとえば昨日の練習試合、1本目はあまりよくなかったんですが2本目のチームが非常によかった。相手の運動量が落ちてきたというのもあると思いますが、前半が悪くても後半に流れを変えてくれる選手が増えたので、守備面でも信頼して守れるといった面は出てきたと思います。
――ユニバーシアード大会まで半年を切りましたが、ユニバ代表チームが絞り込めてきたという実感は?
各ポジションに2人ずついて、それぞれに特徴が違うから現時点ではまだ難しいですね。本当に(チーム像が)見えてくるのは明後日の試合を終えてからでしょう。2年前のチームと違って、今年は公式戦の機会が少ないので明後日の試合は特に重要になると思っています。