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2003年 第77回関東大学サッカーリーグ戦 記者会見コメント



関東大学リーグ記者会見(2003年4月8日)における、各校監督のコメントです。

1部リーグ

 駒澤大学     秋田浩一 監督
 昨年度の得点王2人が抜け、DF陣もずいぶん卒業したので今年は厳しい戦いになると思う。前期は粘り強く頑張り、後期なんとか上位を狙いたい。最近の練習試合では、悪天候のせいもあって相手チームともにうまく機能しなかった。今後は、うちの課題である前からしっかりDFするという部分を再確認したいと思っている。

 筑波大学     木山隆之 監督
 チームを新しく作るにあたっては、まず昨年の軸であった千代反田、小林、高林というCBとボランチの3人の穴を埋めることから始まった。ようやくここにきて1、2年の選手で計算ができうようになってきた。攻撃面では昨年の選手が中心になる。守備に若干の不安はあるが、チーム全体の守備でカバーしつつ、攻撃力を前面に出していきたいと思う。
 課題としては力強さ、高さに対する対応がまだできていないので、そこを高めていきたいと思っている。

 東京学芸大学   松本直也 監督
 今年のチームの中心はCBの岩政、ボランチの保坂か、FWの久保田の3人になると思う。昨年は前期にあまりいい成績を残せず、それをズルズルとひきずったまま後期を終えてしまったので、今年は前期からしっかりとした戦いをしていきたい。

 国士舘大学    今成知尚 コーチ
 チームの主軸となる山崎、村山の二人が全日本大学選抜に選ばれたことで、チームを引っ張っていこうという前向きな姿勢が練習にも出るようになった。さらに新加入の人材を戦力を加え、1戦1戦がんばっていきたいと思う。
 (リーグ開幕前に)JFLで2試合しているが、開幕戦の栃木SC戦、第2戦の横河戦ともに負けている。その中で一番大きな問題として上げられているのが、コミュニケーション不足だ。おとなしい選手が多いが、もう少しコミュニケーションを求めていきたいと思う。プラス面ではオールコートでプレスをかけるというテーマが、90分中で70分くらいとできるようになった。あとは、もう少し長い時間プレスができるように指導していきたいと思う。

 亜細亜大学    坂下博之 監督
 プログラムの予想スタメンのメンバーとはかなり入れ替わる。CBは新人の2人を起用、将来性のある2人なので楽しみに思っている。4年生で生き残っているのは岩田、貞安、高橋の3人で、4−4−2のシステムで戦うことになる。ケガ人がいるなどの不安もあるが、若いチームなので優勝もありえるし、また8位もあり得ると思っている。
 リーグ前の練習試合では、FC東京と1−3で負けているが、そのとき感じた課題は“いい気貴になってきているな”ということ。大学生同士の試合で勝てるようになっているのでDFのポジション修正などが横着になってきている。そうした点を、もう一度見直していきたいと思う。

 順天堂大学    板脇岳彦 コーチ
 今日の記者会見も監督が出られないが、リーグ初戦も監督が不在となるが、なんとかがんばっていきたい。昨年は最下位で前期後期を過ごしてきた。今年は、その苦しい時期を戦った去年のメンバーがほとんど残っているだけに期待できると思う。決して傑出した選手はいないがバランスの取れたチームになりつつある。前期についてはチャレンジャーのつもりで戦い、後期に台風の目になれればと思っている。
 課題は得点までの形、フィニッシュまでに時間がかかりすぎて潰されているということ。失点シーンについては、前線からの守備はそこそこ守れるのだが、セットプレーなどプレーが切れたときにやられることが多い。あとは石川がボールを出せなくなったときに展開力が厳しくなるので、そのあたりなんとかしたいと思う。

 中央大学     山口芳忠 監督
 今年のチームはやってみないとわからないということで、多少不安もあるが、期待も大きい。これといった決め手のある選手はいないが、なんとか1部の強豪にくらいつき、旋風を起こしたい。
 現時点では、攻撃力のアップが最大の課題。また非常に波があるので、そのへんをなんとか修正していきたい。

 日本大学     馬渕剛行 監督
 チームとしては、一昨年くらいから実力をつけてきたと思っている。総理大臣杯にも連続出場できたし、昨年の成績も2部2位ながら入れ替え戦に勝って11年ぶりに1部に帰り咲くことができた。その要因のひとつには、Jリーグでの経験もある植木氏がコーチになり、さらに今年からは高木琢也コーチが加わるなどコーチングスタッフが強化されたことも挙げられると思う。
 戦力は去年とそう変わらないと思う。また、新人のFW大場には期待している。3月に入ってからいくつか練習試合をしたが、チームの状態はよく、現時点では80パーセントの仕上がりと思っている。

2部リーグ

 慶應義塾大学   イー・ウンヨン コーチ
 ひとりひとりの力より、チームとしての力を出せるよう、常にハングリー精神とチャレンジ精神をもってがんばりたいと思う。
 ただ最近なってケガ人が多くなり、4年が就職活動でレギュラーがまとめて練習できないのが問題。

 青山学院大学   上倉 功 監督
 キャプテンの駒形がケガをして(復帰までには)結構時間がかかるので、スタメンには1年生も加わって、1、2年主体のチームになりそうだ。まあ、ひとりがケガをしたからといってどうというチームではないので大丈夫だと思うが、それでメンタル面が落ちていくのが心配だが、今のところその心配はなさそう。面白い1年も入ってきたので注目して欲しい。
 若い選手が多いので、いろんなことを吸収して成長しているような状況。問題点を挙げ始めるときりがないんので、いいといころだけ挙げてこうかと思っている。そういう意味でも下の学年の選手から声が出るようになったのはいいことだと思う。

 法政大学     照井博康 監督
 横谷前監督の5年間を経て、今年は元ヴィッセル神戸の監督だった川勝氏をコーチに迎える。前監督の横谷イズムをベースにして戦っていきたい。1年も何人か出る予定だ。課題は、雨の中の試合の運び方。

 流通経済大学   中野雄二 監督
 昨年の得点王、阿部が卒業したもので爆発的な得点力という面では不安も残る。しかし、昨年の新人戦や関東選手権で優勝したメンバーが残っているので、チームとしては成長していると思う。厳しい試合が多いと思うがひとつでも多く勝っていきたい。
 練習試合ではヴェルディとやって0−4だったが、その他は負け無し。不安があるとしたら、GKの塩田が選抜とマリノスの強化指定でいなくなること。あとは1年生に非常にいい人材が入ってきていて、その1年を使うと攻撃面ではいいがディフェンス面が崩れるという点が課題として挙げられる。

 明治大学     吉見 章 監督
 他の2部のチームと同様1部復帰が目標というのはもちろんのことだが、まずは90分間の中でいかに質の高いプレーをするかということを目標にしたいと思っている。現時点では、とりあえず課題よりもコンディションのことが一番心配だ。

 東海大学     今川正浩 監督
 去年はずっと県リーグ降格のかかった試合が続き、厳しい戦いをしてきたが、こういう厳しい経験が2003年に生きたなといえるようにがんばっている。関東リーグに復帰して3年になるが、去年はいい意味でのチャレンジャー精神を忘れたのではないかなと思っている。今年は、改めて1部リーグ復帰を目標にがんばりたい。
 現時点での仕上がりは改善する点がないくらいパーフェクト。ただ最後の最後には結局メンタルが問題となるので、メンタルの強化を課題としていと思う。

 東京農業大学   高橋武夫 監督
 今年から前任の砂川監督と山下ゼネラルマネージャーのあとを引き継いだが、まだ名前と特徴がわかる程度。まだまだこれからだと思う。ただ、昨年のような下との試合は絶対に避けたいと思っているので、昨年よりもひとつでも2つでもり多く勝っていきたい。
 課題は山盛り。だが、あと数日なのでなんとかいいスタートを切りたいと思っている。

 国際武道大学   湯田一弘 監督
 我々のチームは決して巧いチームではなく、ハッキリいって下手なチーム。ただピッチの外も含めて、お金を払って見てくれるお客さんと一体感のあるエキサイティングなサッカーをしたいと思っている。
 トップチームにはケガが多いが、その分2番手の選手が伸びている。だから、現時点では課題を修正するというより競争させて前に行こうと思っている。  

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