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2000年 中国大学サッカー選手権大会 兼第24回総理大臣杯中国予選


大会結果
優 勝 福山大学(6年ぶり2度目)

大会日程・組み合わせ

出場校 1回戦
5/21(日)
2回戦
5/27(土)
3回戦
5/28(日)
準決勝
6/ 3(土)
決 勝
6/ 4(日)
吉備国際大 −−−− 吉備国大:9
倉敷芸大:0
吉備国大:3
福山平成:1
吉備国大:2
広島経大:0
吉備国大:0
福山大 :2
山口大工学部 山口工学:2P2
倉敷芸大:2K5
倉敷芸術科学大
福山平成大 −−−− 福山平成:2
岡山大 :1
岡山大 −−−−
広島経済大 −−−− 広島経大:3
鳥取大 :0
広経大:3P5
徳山大:3K4
鳥取大 鳥取大 :2P5
岡山県大:2K3
岡山県立大
川崎医療福祉大 川崎医療大:2
東亜大  :1
川崎医大:2
徳山大 :3
東亜大
徳山大 −−−−
広島修道大 −−−− 広島修大:4
島根大 :0
広島修大:0
福山大 :1
広島大:0P3
福山大:0K4
岡山商科大 岡山商科大:2
島根大  :5
島根大
山口大 −−−− 山口大 :0
福山大 :2
福山大 −−−−
下関市立大 −−−− 下関市大:1
広島工大:0
下関大:2P10
広島大:2K11
広島工業大 −−−−
岡山理科大 岡山理大:1P1
広島国大:1K3
広島国大:0
広島大 :5
広島国際大
広島大 −−−−

開催会場


広域公園 : 広域公園第1球技場
平成大G : 福山平成大学グラウンド
広修大G : 広島修道大学グラウンド
広経大G : 広島経済大学グラウンド
広工大G : 広島工業大学グラウンド

決勝戦評
 決勝は、2連覇を狙う吉備国際大学と、近年、着実に力を付けてきた福山大学の対戦となった。
 決勝までの両チームの闘いぶりから、福山大学がやや優勢かと予想されたが、昨年優勝の吉備国際大学も、ツボを心得た試合運びで、前半立ち上がりは互角の展開となった。しかし、コーナーキックから福山大学が先制点をあげ、次第に福山大学のリズムが良くなり、押し込む場面が多くなった。後半、必死で追いつこうとする吉備国際大学だが、ラストパスが不正確で、決定的チャンスがなかなか作れない。時折、FW高松(剛)の突破などもあったが、単発に終わる。一方の福山大学は、全員が高い能力を持っており、しかも、チームとしての戦術理解がよくできていて、攻撃では、吉備国際大学DFラインの裏を再三突き、守備では、パスの出所を確実に押さえ、危なげない闘いをしていた。後半も終了近く、吉備国際大学が全員で攻めに出たところを、速攻で追加点をあげ、試合を決めた。
 全員が高い能力を持っていて、穴のない福山大学は、近年の中国地域代表の中でも、1995年の広島大学に優るとも劣らない、全国で戦える予感を抱かせるチームではなかろうか。
 主将として、チームをまとめるFW白上(4年・山陽高出)、豊富な運動量で攻守の中心となるMF大坪(3年・三潴高出)、的確な判断でディフェンスラインを統率するDF中島(3年・三潴高出)、そして、守護神で精神的支柱のGK萩原(4年・松永高出)らを中心ラインに置き、その周りをしっかり固められる選手がおり、非常にバランスの良いチームである。1994年に初出場を果たしているが、就任6年目の吉田卓史監督になって、初めての全国大会出場である。理論派の吉田監督の手腕がやっと実を結んだ。  1回戦は、関東1位の筑波大学との対戦であるが、近年、他地域に比べ、出遅れている感のある中国ではあるが、一泡吹かせてくれることを期待している。

文:全日本大学サッカー連盟技術委員 坂井 学


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