関東大学リーグ2000 キャプテンインタビュー
College Soccer Central


筑波大学

吉川京輔 (4)



――大学での3年間で成長したと思うのは、どんなところでしょう。

 やっぱり、落ち着いてディフェンスをできるようになったっていうことですかね。
 大学サッカーって、年間を通して勝っていけばいろんな大会に出られるし、その分チャンスもたくさんあると思う。Jのスカウトに見てもらえる機会も多くあるし、そういったチャンスを多くモノにできれば、より上につながっていくんじゃないかな。
 でも1年2年のときは、あんまり大会が多くなかったんで(笑)。去年、3年目で初めて大臣杯にも出られたし、いろんな大会に出て「こんなに忙しかったっけ」って思いましたけど(笑)。

――では最終学年の今年、どのように自分を成長させていきたいと思っていますか?

 高校生のときのことなんですけど、1コ上の城定さん(現浦和レッズ)が3年生のときにすごく伸びてレッズに行ったということがあるんで……。やっぱり、最後の年の1年間の伸びっていうのはすごく大きい。去年の戸田さんを見ても感じましたけど。だから自分も、そういう4年目の“伸びしろ”を大きくしていけたらいいなとは思ってます。


2000年関東大学選手権


4年目の
“伸びしろ”を
大きくしていきたい



 名門校・筑波、わけても優勝した翌年の主将となれば、連覇にかかるプレッシャーも並大抵のものではない。だが、そんな状況だからこそ、チームには吉川京輔の「マイペース」が必要だったのかもしれない。
 昨年度の谷池キャプテンのような“圧倒的な存在感”でチームを引っ張るのではなく、かといってチームの「和」だけを重視するのでもない。チームのまとまりをテーマに掲げながらも、個性的なチームメイトのタレントを押さえるようなことは決してない。そんなフレキシブルさが、吉川“キャプテン”の主将たる所以だろう。
 名門・筑波の伝統の重みは決して軽くはない。しかし、吉川キャプテンの柔軟さとマイペースさは、そんなプレッシャーさえも受け止めて、リーグ戦への活力にしているようだ。

(この回了)


 インタビューページ中に掲載した、吉川京輔選手のサイン入りのチェキを抽選で1名の方にプレゼントいたします。プレゼントを希望される方は、応募要項のページを読んでご応募ください。なお、締切は2000年8月31日です。

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