関東大学リーグ2000　キャプテンインタビュー College Soccer Central
	明治大学 長谷川　満　（２）

――明治のサッカー部を見て、もう一度やろうと思ったとかそういうことではなかったんですね？ 　全く見てなかったです（笑）。入学して、明スポ（明大スポーツ新聞）でサッカー部の新入生が紹介されてるのを見たら、国見とか鹿実とかそういう高校から来た選手ばっかりで……。雲の上というか、違う世界と思ってました。 ――それで、「練習に参加させてほしい」というところからスタートしたんですね。正式に入部を認められるまで少し時間があったようですが、１年生の時のリーグではもうベンチに入っていましたよね？ 　そうです。サブに入ってびっくり（笑）。入れただけで嬉しかったです。最初は、周りのレベルが高いし、練習でも自分らしさを出せないっていうか……言いたいことを全然言えないっていうのがありましたね。 ――その分、身体で表現していたのかもしれませんね。吉見監督が「気持ちが見える。意欲が素晴らしい」とおっしゃっていましたし。「チームにもいい影響を与える」と。 　それは言われました。でもプレースタイルが、頑張ってなくても頑張ってるように見えるタイプなんですよ（笑）。 1998年関東大学サッカーリーグ 雲の上というか、 違う世界と 思ってました 1999年デンソーチャレンジサッカー 明治じゃなかったら ここまで これなかったと思う ――でも２年生の春からは、なんとレギュラーとして活躍。 　運が良かったんですよ。ちょうどウメ（梅田直哉・４年）がケガしてて。（関東）選抜も、明治のスタッフがいてくれたので、調子が悪くても使ってもらえて……運ですよ。だって、「４年間で１試合は出よう」と思ってやってたんです。２年の時は、人生変わりました（笑）。本当に、明治じゃなかったらここまでこれなかったと思う。ちゃんと下（のレベルの選手）まで目を向けてくれるチームだから。 ――一明治を選んで正解でしたね。 　選んだというか……（笑）、運命ですかね？ ――３年生になった春は、腰を傷めて大事を取ったということで、ほとんど試合に出ていませんでしたが。 　（全日本大学）選抜でスペインに行った頃から傷めたんです。それまでそんなことはなかったんですけど、上のレベルになれば当たりも強くなりますし。 ――それで、秋は２部降格という成績で……２年と３年で天国と地獄を経験したという感じでしょうか？ 　ホントにそうです……。 ――最後の年がどっちになるか、重要ですね。 　天国、地獄、ときたら、天国でしょう。そうなるようにしたいです。 [次のページへ▼]

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