――そのチームですが、昨年のリーグ戦では最初のほうは調子がよかったんですが、最後まで西が丘で勝てずに……。
１回も勝てなかったんですよね。あとは得点力不足(笑)。点を取れなかったから……。
――１トップというシステムも影響していたんでしょうか？
当てるところがなくて、やりづらかったですね。（１トップの）理由もただ、「中盤はいい選手が多いから」っていうだけだったんで……。
――でも、昨年くらいから面白い選手がたくさん入ってきていますよね。去年までの攻撃は早川選手に任せがちなな部分があったと思うんですが、そういう意味でも今年は順大の攻撃の形が違ってくるのかな、と。
そうそう。今年は特に中盤にいい選手がいるから、攻撃にバリエーションが出ると思う。問題は本当に得点ですよね。点を取る人がいるのかなっていうこと。
――では、今年のキャプテンの決意は？
まあ、負けるのがイヤなんで……やっぱり、全部勝ちたいですね。出る試合は全部。……なんか、日本一を取りたいですね。順大にあるらしいんですよ、「４年に一度は日本一を取れるって」いうのが(笑)。監督もそう言ってるんで、勝ちたいですね。
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1999年関東大学サッカーリーグ
今年の問題は得点
点を取る人がいるのか
っていうこと
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いわゆる、ステレオタイプな“キャプテン”をイメージしていると面喰らうかもしれない。自分に対してもサッカーに対しても、あきれるほど率直。ともすれば“優等生”になりがちな主将の中で、無責任とも取られない発言もある。だが、その裏には冷静な現状認識ものぞく。
