――試合に出ての印象はどうですか?
とにかく当ったりが強くて。今は巧さとかも感じますけど、最初の頃は別にうまいとかは……。とにかく体が強いとか、走れるとか、そういうのについていくのが精一杯でした。練習のときに4年生と紅白戦をやるんですが、全然違うんですよ。慣れるのにすごい時間がかかった。まあ試合には出ていたんで、だんだん慣れてはきたんですけど。最初はもう、力ですね。当たりの違いにびっくりした。
――田嶋選手は、特別に大柄というわけではありませんよね。でも、大学には体の大きな選手もいますが……。
鶴見(智美・筑波大)とか?(笑)
――中盤ではそういった大柄な選手とも競り合わなければならないと思うのですが、田嶋選手の場合は競り負けることが少ないですよね。特に気をつけていることなどはありますか?
特別には何もやってないです。筋トレも特にはやってないし……なんでだろう? 慣れじゃないですかねぇ。なるべく当たらないようにしてるし……まあ、当たらなくちゃならないときは当たるようにはしてますけど。
たぶん、自分なりに「当たりたくない」っていうのがあるから、スペースを探して、当たるのを避けてるのかもしれませんね。
――自分のボランチとしての魅力はどんなところだと思いますか?
魅力ですか? 魅力……なんだろうなぁ。自分ではわからないですね。やっぱりポジショニングかなぁ。
ただ、たまになんにも考えられなくなるんですよね。途中集中力が切れちゃって、まわりも見ないし、考える能力がなくなっちゃう。気分がいいときは、本当に頭が回るんですよ。ボールこぼれるところとかも全部わかる。でも悪いときは全部それが裏目に出ちゃいますからね。だから集中力……がほしいですね(笑)。
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1998年関東大学サッカーリーグ
大学の最初は力、
当たりの違いに
びっくりした
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